増額ポイント その1
そもそも保険会社が提示している金額は、正当な金額より大幅に低い
むち打ちなどの軽症で数百万円、重症なら数千万円以上変わることも珍しくないのにはきちんと理由があります。
慰謝料等の賠償金には、その金額を決めるための目安となる基準があります。裁判をすればこのくらいの怪我であればこのくらい支払われる、と、今までの判例(裁判例)から算出された裁判基準と呼ばれる基準が、本来受け取るべき正当な金額の目安となるものです。
低額な補償となる自賠責保険基準というものは、最低限の補償とされるもので、保険会社が提示してくる多くのケースではこの自賠責保険基準が用いられています。これに少しプラスしただけの、任意保険会社基準というものを目安とすることもありますが、やはり低額なものです。
自賠責保険基準の金額までは自賠責保険から支払われるので、保険会社は自らの支出が不要となります。自賠責保険基準を超えた金額は保険会社の負担となりますので裁判基準で賠償金を支払うということは、保険会社にとっては、言ってみれば損失となるわけです。
ですが、正当な金額は裁判基準によるものです。被害者の方や、そのご家族には、裁判基準による補償を受ける権利があり、当然のことなのです。
ただ、法律家でない一般の人が裁判を起こすのが大変なことであることは保険会社もよく理解しており、いくら裁判をしたら認められる金額はこれが目安だと言っても、弁護士でない被害者の方の交渉では保険会社は裁判基準での支払いを認めてくれません。
けれど、弁護士であれば簡単に裁判を起こすことも保険会社は知っています。だから、弁護士が交渉すると驚くほど簡単に増額を認めてくれることが多いのです。
増額ポイント その2
交通事故に強い弁護士に依頼することで正当な後遺障害等級獲得
賠償金は、弁護士が交渉すると大幅に増額しやすいことはポイント1でお話ししました。ただ、慰謝料や逸失利益などは、後遺障害等級認定が何級であるかによって計算式や金額が違いますから、等級が一つ変われば大幅に金額が変わってくる場合が多いのです。
交通事故の適切な解決には法律知識の他に医療知識を要し、見逃されていた小さな怪我を指摘し、異議申し立てが認められる、というようなこともあります。
ですから、交通事故解決には豊かな経験と知識が必要になるのです。
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