事例148:死亡事故で、示談金が保険会社提示額から1100万円アップ

Sさん(70歳、女性)は、飼い犬を動物病院へ連れて行くために自転車で横断歩道を渡っている時に、右折してきた乗用車にはねられ、救急搬送されたものの、残念ながら翌日にお亡くなりになられました。
Sさんは青信号で横断歩道を渡っており、一方加害者は、対向車両に気を取られてSさんに気づくのが遅れてしまったと自分の過失を認めていたこともあり、保険会社は、Sさんの遺族に対して、Sさんに過失はないものとして示談の話し合いを進めていました。しかしながら、Sさんのご遺族は、保険会社の提示する金額が果たして妥当なのか分からず、サリュに相談に来られました。

Sさんは、生前、地元の婦人会の役員をされるなど人望の厚い方で、孫たちにもしばしば会いに行くなど、健康で活発、人生を謳歌されている方だったようでした。しかしながら、交通事故という突然の不幸に見舞われ、Sさんのご遺族は、まったく想像だにしていなかった悲報に、ショックからなかなか立ち直ることができず、心身ともに疲弊されていました。
また、サリュが確認したところ、保険会社の示談提示額は適正な金額ではなく、これ以上自分たちで交渉することは出来ないとのことで、以後、サリュがSさんご遺族の代理人として、保険会社との交渉を始めました。

保険会社は、Sさんの逸失利益、慰謝料、葬儀費用など、いずれも低額な数字を提示していました。そこで、サリュは、Sさんの主婦としての基礎収入と年金収入を考慮して逸失利益を計算しなおし、慰謝料や葬儀費用についても適正な金額に増額して交渉を続けました。
結果、最終的には、いずれも大幅にアップし、総額で当初より1100万円増額した金額での示談を成立させることが出来ました。

Sさんのご遺族は、もはやSさんは帰って来ないけれども、賠償交渉をサリュに依頼したことで一区切りをつけることができたと感謝して下さいました。

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